不動産売買の契約履行について
こんにちは!未来LIFE HOMEです♪
契約が無事に終わったら、最後に売買代金の決済・物件の引渡しがあります。
つまり、「契約の履行」になります。
この流れについて、2回に分けて説明していきます(^^♪
1. 売主の責務
所有権の移転:
- 売主の最大の責務は、物件の所有権を買主に移転することです。
これは、残代金を受け取った時点で行われ、通常は司法書士が所有権移転登記を代行します。 - 売主は、契約書に基づいて所有権移転に必要な書類(登記識別情報や印鑑証明書など)を準備します。
物件の引き渡し:
- 物件を買主に物理的に引き渡す行為も重要です。
具体的には、鍵の受け渡しや、契約書に記載された付帯設備や備品の確認、取り外す家具・家電などの
取り扱いについても説明します。 - 売主は、契約時に約束された状態で物件を引き渡す義務があり、
例えば、設備の故障や重大な欠陥がないことが求められます。
抵当権の抹消:
- 売主が物件に抵当権を設定している場合、売買契約履行時までに抵当権を抹消する必要があります。
これも司法書士を通じて行うことが多いです。
2. 買主の責務
残代金の支払い:
- 買主は、契約に基づき、売買代金の残りを売主に支払います。
この支払いが完了することで、所有権の移転が可能となります。
通常、指定された日時までに銀行での振り込みや現金払いが行われます。
手付金・諸費用の支払い:
- 契約締結時に支払った手付金を差し引いた額を支払います。
また、売買に関連する諸費用(登記費用、司法書士費用、仲介手数料、税金など)も支払います。
ローンの実行(場合により):
- 買主が住宅ローンを利用している場合、残代金はローンが実行されることで支払われます。
金融機関が売主に直接支払う形が多く、これが契約履行の一部となります。
3. 所有権移転登記
- 売主と買主が双方の義務を果たした後、司法書士が所有権移転登記を行います。
これにより、法的に物件の所有権が買主に移転します。 - 登記が完了すると、買主に新しい登記識別情報(登記済証)が発行されます。
不動産取引における契約履行は、契約内容に基づいて売主と買主がそれぞれの義務を果たし、
取引を完了させる重要な段階です。
万が一、履行の遅延や契約不履行が発生した場合、違約金や損害賠償が発生する場合がありますので、
次回はそのことについて説明します('へ')ゞ
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